スウェーデン感染症予防研究所微生物学的準備センターの発表によると、
加圧がもたらす身体内の効能として
- 新生血管の活性化・血管の拡張・血管内皮細胞の活性化・一酸化窒素の大量分泌・自律神経の活性化・IL-6の活性化
があげられます。
そして、一酸化窒素は重症急性呼吸器症候群コロナウィルスの複製サイクルを阻害する ということがいわれています。
以下、
一酸化窒素(NO)は、ある種のウイルス感染に対して阻害作用を有することが示されている細胞間の重要なシグナル伝達分子であり、この研究の目的は一酸化窒素がin vitroで重症急性呼吸器症候群コロナウィルス(SARS CoV)の複製サイクルを阻害するかどうかを調べることでした。
有機NO供与体、S-ニトロソ‐N‐アセチルペニシラミンがSARS CoVの複製サイクルを濃度依存的に有意に阻害することを見出したのです。また、ここではNOがウイルス蛋白質とRNA合成を阻害することを示しました。
さらに、NOを産生する酵素である誘導型一酸化窒素シンターゼによって生成されるNOがSARS CoV複製サイクルを阻害することを実証しています。