内臓脂肪と皮下脂肪
体脂肪計で体組成を計測すると表示される値に内臓脂肪というものがあります。一般的に呼ばれている体脂肪とはまた少し違うもので、名前の通り内臓の周りにある脂肪というのは想像がつくかと思いますが、その違いはなんなんでしょうか、少し説明していきます。
いわゆる脂肪というものには、内臓脂肪や皮下脂肪などいくつか種類があり、それぞれつき方にも特徴があります。つき方が違うと、ダイエットによっての落とし方などにも違いがあります。
内臓脂肪は内臓周辺に蓄積する脂肪で、男性に多くつきやすいと言われています。とくに胃や腸を覆う膜につき、ベルトからはみ出るようにお腹まわりを中心に多く脂肪がつき、短期間で蓄積される一方、運動や節食で減らしやすいのが特徴です。隠れ肥満やお腹だけがたぷんと出てしまっている男性などはこれに当てはまるかもしれません。
内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧・高血糖・などの症状が2つ以上組み合わさると、心臓病や脳卒中などになりやすい病態のメタボリックシンドロームとなります。
内臓脂肪と共に「脂肪」といわれている皮下脂肪は皮膚組織の下の筋肉との間に蓄積されます。ボディビルダーはこの皮下脂肪をそぎ落とすため、筋肉が隆起し血管も浮き出た身体になるのです。
お尻や太ももなど下半身を中心に多くつきますが、わきの下から背中にかけてのブラ紐ラインや二の腕、顎下などにもつき、全身を覆うようについていきます。がっしりゴツゴツとした身体のつくりの男性にはつきづらく、ふっくらもちもちな身体つきの女性の方がつきやすく、時間をかけてゆっくり少しずつ増えていき、減らすのにも時間がかかるといった特徴があります。
体脂肪とは、これらの体に貯えられた脂肪の総称をいいます。計測アプリなどに出てくる「体脂肪率」というのは、身体の体重に占める体脂肪の割合を表す数値のことで、男性で25%以上、女性で30%以上になると体脂肪量過剰とされていて、男性20%程度、女性で25%程度を目標としていきたいところです。
内臓脂肪レベル年齢別・男女別平均値(厚生労働省より)
| 男性 | 女性 | ||
| 内臓脂肪レベル年齢別平均値 | 20代 | 6 | 3 |
| 30代 | 8 | 4 | |
| 40代 | 9 | 5 | |
| 50代 | 10 | 7 | |
| 60代 | 12 | 6.5 | |
※判定レベル/1~10:標準、11~14:やや高い、15~18:高い、19~30著しく高い

