運動前は「伸ばす」だけでいい?静的・動的ストレッチの使い分け

結論からいうと、運動前は「動きながら整え、実際の種目へ段階的につなぐ」のが基本です。ただし、止まった姿勢で筋肉を伸ばす静的ストレッチも、一律に避ける必要はありません。

静的ストレッチは逆効果なのか

2024年の83研究・2,012人を統合した解析では、静的ストレッチ後の最大筋力に小さな低下がみられ、1部位を1回60秒以上伸ばした場合は影響が大きくなりました。一方、ジャンプや走動作などの運動能力全体には明確な悪影響がなく、「運動前は禁止」とする根拠までは示されていません。

また、2025年の系統的レビューでは、静的ストレッチは1回でも継続実施でも筋肉・腱を含む組織全体の硬さを小さくすることが示されました。動かしやすい範囲を確保する目的では、役立つ可能性があります。

おすすめの順番

運動前は、次の流れが実践的です。

  1. 歩行などで体温を上げる
  2. 股関節や肩を動かす動的ストレッチ
  3. 軽い負荷でスクワットなどを練習
  4. 必要な部位だけ静的ストレッチを短く行い、再び動いてから本運動へ進む

これは研究結果を日常のトレーニングへ落とし込んだ考え方です。痛みを我慢して伸ばす必要はありません。

厚生労働省も、柔軟運動・筋力トレーニングなどを組み合わせ、体力や身体機能に応じて強度と量を調整するよう示しています。

ALTERR Body Mainte Roomでは、目的や動作を確認しながら、ストレッチ、マシンピラティス、筋力トレーニングを組み合わせます。重いウエイトも柔軟性づくりも手段の一つ。「鍛える。整える。動ける身体へ。」を軸に、10年後、20年後につながる身体づくりを提案します。

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