腸腰筋は脚を持ち上げる要|歩行と階段を支える股関節の深層筋
結論からいうと、腸腰筋は太ももを持ち上げ、歩く・階段を上る動作と姿勢の安定を支える股関節の深層筋です。ただし、歩きにくさや腰まわりの不調が腸腰筋だけで決まるわけではなく、臀筋や体幹、足首の動き、歩き方そのものも関係します。
腸腰筋はどこにある?
腸腰筋は、背骨(腰椎)から始まる大腰筋と、骨盤の内側から始まる腸骨筋を合わせた総称です。どちらも骨盤の内側を通り、大腿骨の内側(小転子)につながります。身体の深い位置にあるため、表面からは触れにくい筋肉です。
主な働きは次のとおりです。
- 股関節を曲げて太ももを持ち上げる
- 歩行で脚を前へ振り出す
- 階段や段差を上る
- 骨盤と腰椎を安定させる
椅子から立ち上がる、靴を履く、自転車をこぐ動作でも働きます。
歩くときは、脚を無理に高く上げる必要はありません。骨盤を安定させたまま、股関節から脚を前に出す意識で十分です。腰を反らして代償する癖がつくと、腰まわりの負担が増えるため、動きの大きさより正確さを優先します。
座りっぱなしで硬く、弱くなる?
腸腰筋は、座っている間はずっと縮んだ位置にあります。長時間のデスクワークが続くと、硬さと弱さが同時に出やすい筋肉です。長時間座る生活と股関節まわりの機能低下との関連は研究でも指摘されていますが、「硬ければ伸ばす、弱ければ鍛える」と単純に分けられるものではなく、根拠の確実性も十分とはいえません。
運動は、立ったまま太ももを上げるマーチや、ピラティスのレッグワークで股関節を小さく正確に動かすことから始めます。ストレッチで伸ばすケアと組み合わせ、反動で腰を反らさないことが大切です。
ALTERR Body Mainte Roomでは、腸腰筋だけでなく、股関節の可動域、臀筋の働き、歩行姿勢を確認します。マシンピラティスで股関節の動きを整え、段階的に負荷を組み合わせ、10年後、20年後も軽やかに歩き、階段を上れる身体へ。
鍛える。整える。動ける身体へ。
カウンセリング&体験 60分 3,980円(税込)
