世界の10代、4人に1人は「動いた日がゼロ」だそうです|WHOの調査を見て
先日、世界保健機関(WHO)が11月4日に発表した青少年の身体活動に関する調査結果を見ていて、ふと、数字の大きさに少し驚きました。この調査は140の国と地域で行われた389件の調査をまとめたもので、11歳から17歳の青少年320万人以上が対象です。その結果、世界の青少年の4人に1人、およそ2億4,000万人が、前の週のうち1日も、1日60分以上の中程度から高強度の身体活動をしていなかったそうです。平均すると1週間のうち活動した日は2.7日で、7日すべてで60分以上の活動をしていたのは14パーセントだけでした。しかも、15年前と比べて状況はほとんど改善していないというのです。女子では28パーセント、男子では22パーセントが「活動した日がゼロ」だったそうです。ふと、数字だけ見ると遠い国の話のようにも感じますが、子どもたちの身体を動かす機会が世界中で減っているという流れは、日本も無関係ではないんですよね。
WHOは、身体活動の不足が心臓病や2型糖尿病、一部のがんの大きな危険因子であることを改めて指摘しています。子どもの頃の運動不足は、その場の体力だけの問題ではなく、将来の健康にもつながるということです。調査を主導した研究者たちは、運動を呼びかけるだけでは足りず、子どもたちが自然に身体を動かせる環境づくりが同じくらい大切だと述べています。安全な通学路や公園、学校の環境、スポーツや遊びの機会が手の届くところにあるかどうか。そうした周りの条件が、子どもが動くかどうかを大きく左右するそうです。最近は自由な時間の多くを画面の前で過ごす子どもが増えていることも、指摘されています。正直、これは自分も耳が痛い話です。大人だって、便利な生活の中で身体を動かす機会を自分から作らないと、どんどん動かなくなってしまうんですよね。
スタジオの現場でも、バレエやピラティスに通う10代の姿を見ていると、身体を動かす習慣がある子と、そうでない子の差は、姿勢や動きのしなやかさに表れるように感じます。運動が得意かどうかではなく、身体を動かすことが日常の中に当たり前にあるかどうか。その差は、将来の身体の土台にもつながっていくのだと思います。もちろん、運動は無理に詰め込むものではありません。通学で一駅歩く、階段を使う、休みの日に家族で出かける。そんな小さな積み重ねでも、身体を動かす日を1週間に1日でも増やすことが大切だと思います。成長期の身体の不調や痛みが続く場合は、運動の話とは別に、早めに医療機関や専門家へ相談してください。
ALTERR Body Mainte Roomでは、バレエやピラティスを通じて、子どもから大人まで、実際の姿勢や動き、生活習慣まで確認します。身体を動かすことが当たり前の毎日を積み重ねて、10年後、20年後も自分の足で動ける身体へとつなげていきたいと考えています。鍛える。整える。動ける身体へ。カウンセリング&体験 60分 3,980円(税込)
