寒くなると関節が痛むのは、気のせいじゃないそうです|クリーブランド・クリニックの話

先日、米国のクリーブランド・クリニックが11月4日に公開した記事を読んでいて、ふと、寒くなると腰や関節が重くなるのは、やはり身体の正直な反応なのだなと感じました。クリニックのカイロプラクター、アンドリュー・バン氏は、寒さが関節痛の原因になるかどうかについて、「ときにはそうで、ときにはそうではない。人による」と話しています。もともと関節に痛みを抱えている人は、気温が下がると症状を感じやすくなるそうです。理由の一つとして、寒さで血管が収縮し、関節への血流が減ることが挙げられています。さらに、寒くなると人は外に出るのを控えて動かなくなりがちで、動かないことがこわばりや不快感をさらに強めてしまうそうです。寒さそのものが痛みを作るというより、冷えと動きの少なさが重なって、もともとあった不調が表に出やすくなる、ということのようです。ふと、現場でも同じことを感じるんですよね。11月に入って朝晩が冷え込むようになってから、「朝起きたときに腰が重い」「肩が固まっている感じがする」と話される方が増えてきた気がします。

バン氏がすすめる対策は、特別なものではありません。身体を動かし続けること、痛む場所を温めること、外出の前にしっかりと重ね着をすることです。温める、動かす、冷やさない。この三つは、どれも当たり前のようで、寒くなるとつい後回しになってしまうものばかりです。朝、布団から出たときに肩をすくめて縮こまってしまう、寒いからと家の中で座ったまま過ごす、そんな日が続くと、身体はますます固まっていきます。レッスンの現場でも、寒い時期はまず身体を温めるところから始めることが多く、少し動いて血流が巡り出すと、動きのぎこちなさがほぐれていくのを感じます。無理に大きく動く必要はありません。朝起きたら肩をゆっくり回す、腰を軽く伸ばす、湯船に首まで浸かって身体を温める。そんな小さなことからで十分だと思います。

ただし、痛みが長く続いたり、日常生活に支障が出るほど強かったりする場合は、寒さのせいだと決めつけず、医療機関へ相談してください。温めても、ストレッチをしても、動いても、痛みがちっとも良くならないときは、専門家に診てもらうことが大切です。バン氏も、痛みが日常の動作を妨げるようになったら受診を、と呼びかけています。季節の変わり目は、身体の声に耳を傾けるいい機会でもあります。いつもと違う重さや痛みを感じたら、無理をせず、まずは身体を温めて、ゆっくりと動かしてみてください。

ALTERR Body Mainte Roomでは、腰痛や肩こりの悩みだけでなく、実際の姿勢や動き、生活習慣まで確認します。寒い季節こそ身体の使い方を整え、10年後、20年後も自分の足で動ける身体へとつなげていきたいと考えています。鍛える。整える。動ける身体へ。カウンセリング&体験 60分 3,980円(税込)